わからん
わからん
6月にあった三連休で有馬温泉にいった。そのときにたまたまみつけた有馬温泉焼なるもの体験をしてきた。手捻り体験を指導してくれた先生の言った通りかなり難しいことがわかった。土の乾く速度が思ったよりもかなり早かった。一輪挿しの花瓶のように口の部分がくびれてセクシーなものを作りたかったけど写真にあるように大きな口をぽっかり開けて仕上がった。仕上がったと言っても焼き上げる工程や色付けの工程はしてもらって送ってもらったので8月末に届いたという感じだ。
早速、花とオアシスを仕入れてきた。大分の街にある花屋さんにいくと実家のような安心感がある。小さい頃に実家へ花を買いに来るお客さんが店へ入ってくるなり「いい匂いだね〜」などと言っているのを幾度となく見かけたけどその意味は実家から離れて初めてわかった。「花って、いいにおいするやん。」と。この体験をした後は、お花屋さんにいくたびにいい匂い実家のような安心感を得ている。花瓶に入れるための花を買いに行った時もしっかりと安心感を享受した。溶けそうな暑さが続いているので元気が出そうな黄色の花を中心に買ってみた。使ってみたかったオアシスも一緒に。
自慢じゃないけど自分で花をオアシスにさしてみてことは一度もない。なので完成形をちっとも想像せずに買いたいものだけ買った。水気をたくさん含んだオアシスと焼き上がったばかりの花瓶と買ったばかりのお花を前に頭を抱えた。全くどうしていいかわからない。実家の母親がまるでマニュアルがあるかのように迷いなく花をオアシスに突っ込んでいく様子を見てきたので、なんだか簡単そうに見えていた。30分くらいああでもない、こうでもないと何度も抜き差ししながらなんとなくそれっぽいのができた。できてるのかどうかはわからない。それでも、分からないなりにまた次もやってみたいと思えるくらいには楽しかった。どうせ枯れるのになんでお金をだしてみんな買うのだろうと子供の頃から不思議に思っていたが、なんとなくわかったような気もする。そこに咲いて存在していることは尊いことかもしれない。