インドの馬鹿野郎!
インドの馬鹿野郎!
インドに行った。カレーを食べた。ここまではよかったがそれ以降はお腹を下していた。インドには9日間くらいの旅行だったが3日目くらいから断続的にお腹の調子が悪かった。振り返ってみると心当たりしかない。道にある屋台のご飯も食べたし小綺麗なレストランにももちろん行った。気をつけようと言っていた氷に関してもラッシーの中にクラッシュアイスがしっかり入っていた。旅行の途中、SNSでイギリス人の友達にこのことを伝えると英語圏の人たちはこの状態を「Dehli Belly」(デリー腹)と言うことを教えてくた。言いやすいし今の自分の状況を土地の名前も含めて明確に表したいい言葉だ。インドではお腹を下しても土地勘のないところへ旅行しているのでトイレが見つからないのはもちろんのこと、そもそもインドの公衆トイレの環境に1ピコも期待できない。朝ホテルから出るときは寸前まで踏ん張り、外ではストッパを多用していた。当のインド人たちはどこでしているのかわからないが外でほとんど見かけない。バラナシでの観光最終日はお腹を下しすぎてほとんど観光できなかった。
詐欺師がとにかく多い。マーケットのようなところを歩いていると通りかかるとほぼ100%の確率でコンニチハ!やチョットマッテ!と声をかけてくる。無視を決め込んでも7割くらいのインド人がついてきて並んで歩いてくる。駅へ降り立つとトゥクトゥクとタクシーの運ちゃんが、街を歩けばチャイを売るおじさんが、ガンジス河へ行くとボートのおっちゃんが、観光地へ行けば自称オフィシャルガイドがどこからともなく駆け寄ってきてスパイシーな匂いを漂わせながら無限に話しかけてくる。茹るような暑さの中でこれをされると背負い投げしたくなるのだ。特にしつこいインド人に対する身につけた対処法としては大きめの声で「Leave Me Alone!」と言ってみることだ。今まで無視し続けてきた日本人が急に目を合わせてこれを言うと流石のインド人も少し気圧されたようだった。それでもDehli Bellyの症状を遺憾無く発揮している時に並走して話しかけられ続けるとインド人のバカヤロー!と叫びたくなる。